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土地の境界と境界標について

依頼を受けて測量現場に行き、所有者や隣接地主とお話しをすると
よく次のような事を言われることがあります。


「塀がちゃんとしてあるから境界は大丈夫」
「登記してあるから面積も境界もしっかりしてる。」


確かにブロック塀等で土地は囲われており、登記簿にも面積が明示されていますが、
ブロック塀の厚さも10cm程あり、そのどこが境界線なのか、
登記面積にしても最近の宅地造成や区画整理によってされたものであれば、
かなり正確ではありますが、
未だに明治初期に作成された成果に頼っているものが多いのが現状です。
上記の例でも、「どこが境界ですか?」と尋ねると、
大概が「〜だと思う」「〜というふうに聞いている」
という答えしか帰ってきません。

結局、土地所有者が正確な境界を知らないというケースが非常に多いのです。
その為、いざお隣と境界の話しになったとき、お互いの主張が合わず、
急に不仲になったり、境界紛争に発展してしまう事があります。


境界紛争を未然に防ぐには?

一番の方法は境界標が設置してあることです。それにより、境界が簡単に認識でき、
境界紛争の防止になり、ご自分の財産の保全にもつながります。


境界標は必ず設置してあるもの??

私の今までの経験からですと、全ての境界点に境界標が設置されているケースは以外と少なく、
大概1点や2点は見当たらないのがほとんどです。

又、境界標はブロック塀の下や地中深くになっているケースもあり
外から見ただけでは判断できないことが多々あります。


境界標の設置はどうやってやるの?

お隣とのあいだに境界標がない場合、当然勝手に境界標を設置することは出来ません。
所有者同士が立会・協議をしてはじめて設置することが出来ます。


境界標を設置する必要がある時はいつ?

通常境界標を設置する必要がある場合とは、境界を明確にする必要がある場合で
下記のような場面です。


土地を売却したい。
家を新築したい。
相続で土地を分けたい。


つまり、境界標設置が一番の目的ではない場合がほとんどなのです。
境界標設置にはお隣の協力が必要であり、
隣と不仲であったりすると当然協力が得られず境界設置ができないこととなり、
本来の目的である売却や分割などができなくなることもあります。

境界標設置は自分の財産を守ることであり又将来の土地有効活用の根幹になるものです。


自分の土地の事をよく知ることが重要です。

境界標の有無や隣との境界位置等、
自分の土地の現状をよく知っておくことが将来土地を活用するに
あたって何が必要か見極められる鍵でもあり、自分の財産を守る事にも繋がります。